「ピンクはありますか?」「なぜ色に濃淡があるのですか?」「手作りか工場生産かを見分ける方法は?」といったご質問をいただくことがあるため、こちらで簡単に説明させていただきます。
1. 色について

伝統的なひょうたんは、植物由来の天然染料で煮出すことで染め上げられます。そのため、色は赤、茶、黒に限られ、全体的に落ち着いた深い色合いになる傾向があります。
鮮やかな緑やピンクといった明るい色は、現代の合成染料やスプレー塗装を用いない限り、表現することが難しいのです。
2. 色ムラについて

伝統的な染色では、仕上がりの色を完全にコントロールすることはできません。煮出してみるまで、どのような色になるかはわからないのです。染め上がったものの中から、全体の2割程度の比較的状態の良いものだけを選び、次の工程に進みます。工場で大量生産される製品のような、均一な色味を出すことはほぼ不可能です。
3. 手作りか、工場生産か?

正直なところ、その違いを見分けるには少し観察眼が必要です。
工場生産のひょうたんは、合成染料を使用するためどんな色でも出せますし、非常に鮮やかで均一な色合いに仕上がります。
また、形が整ったひょうたんが選ばれることが多いです。その反面、殻が薄く壊れやすいため、日常使いよりも装飾用として使われることが一般的です。

私たちは小さな工房です。大量生産はできませんし、私たち自身が心から使いたいと思えるものだけを丁寧に作ることを大切にしています。